会社のお金を一人社長はどこまで使える?
個人の資産よりも会社のお金は額が違ってきます。
そんな膨大なお金を一人社長は自由に使ってもいいのでしょうか?
何千万何億円という額のお金を自由に使えたら最高ですよね!
会社のお金をどのように使えるかを解説していきます。
注意!一人社長でも会社のお金を私物化はできない!
基本的に、いくら社員がおらずに一人社長のみの会社だとしても、会社のお金を私物化してはいけません。
会社のお金は会社のもの、個人の資産ではありません。場合によっては法律を違反する場合もあります。
しかし、法律の範囲内でうまく利用すれば、会社のお金を私生活にも活用することができます。
以下に会社のお金を使える場合と使えない場合を記載してみます。
使えないお金
個人的な食費
普段スーパーなどで購入している個人的な食費などは、経費として会社のお金を使うことはできません。常に消費が伴いますから、会社のお金でまかなえれば最高ですが、残念ながら個人的な食費に会社のお金は使ってはいけません。
しかし、使い方を間違えなければ一部を経費として会社のお金を使うことも可能です。その方法は後述します。
個人的な買い物
例えば趣味の買い物、漫画やゲーム、他には車など、個人で使うものを会社のお金で買うことはできません。
趣味はもちろん、車はお金がかかりますから個人資産で買うと生活を圧迫するのは目に見えています。
しかし、個人的に乗る車を会社のお金で買うのはNG。もし買うなら特定の方法を使うしかありません。
個人的な家賃
自分が住んでいる家も毎月家賃が発生して生活費を圧迫していますよね。
この家賃を会社のお金を使ってしまうのはいけません。使いたい場合は特定の方法を用いらないといけないので、気を付けましょう。
個人的な出費
個人的な光熱費や買い物、様々な出費をすべて会社のお金で支払いたいところですが、基本的には個人資産を使わないといけません。これらを会社のお金で支払いたい場合は、うまく経費として処理できるようしましょう。
使えるお金
会議費・会食費
もし食事を会社のお金で処理する場合は、会議費や接待会食費で処理できれば可能です。
これは一人の食事では無理ですが、取引先との会食や会議時に食事をした場合、会社の経費として処理することができるからです。
一人5,000円以下なら会議費、それ以上なら接待会食費として処理でき、接待という形ならばお酒が入っても問題ありません。
個人の食事では無理ですが、人との食事をうまく予定として入れて会議費などで処理していきましょう。
消耗品費
様々な消耗品を処理できる方法です。
こちらは1商品につき10万円いかなら消耗品として処理ができます。
もちろん会社の事業上で使用するもののみが処理できますので注意してください。
10万円以下ならPCなどでもなんでも処理できますので、仕事で使用するものとプライベートでもある程度使えるものなどは消耗品として処理すれば経費で落とすことが可能です。
地代家賃
住んでいる家はそのまま家賃を支払うのではなく、社宅して会社が賃貸の契約をしていれば、一部を会社のお金で支払うことができます。
50%、または特定の計算式で出した数値を基に給料から天引きで済んでいる人から徴収すれば問題ありません。
または会社の事務所として契約しておけば、家賃や光熱費を経費として処理することが可能となります。
こちらうまく利用して住む家の家賃を会社のお金で支払えば、個人資産の圧迫をかなり軽減することが可能です。
減価償却など
車など買う場合は、社用車として会社名義で購入すれば会社の経費として処理することができます。
その場合、費用が高くなってしまいますので、減価償却として処理されます。
減価償却は使用年数によって資産価値が落ちていくという認識のもと処理されるので、すべてを経費処理するには数年かかります。
例えば100万円の車を買った場合、車の減価償却は4年なので毎年25万円ずつ経費として処理されます。
この場合は車は会社の資産となりますので、プライベートで使用した場合のガソリン代は処理が難しいので気を付けましょう。
まとめ
会社のお金でプライベートの費用を支払う方法を紹介しましたが、きちんと事業に関係のあるものであると証明できないと、会社の費用として認めてもらえず、追加で税金を徴収されたり、役員への報酬とされてしまい、年間の報酬を損金として処理できなくなってしまいます。
様々なやり方がありますが、気を付けて利用しましょう。